人はみんな平等に無価値

価値のある人間なんて誰ひとりいない。と、私は思っている。

人はみんな平等に無価値だ。なんなら地球にとっては滅んだほうがいいからマイナスだ。私も、孫正義も、東海オンエアも、みんな等しく価値がない。

 

それなのに人は、生きることに意味を見いだそうとする。意味がないと生きていけない。どこまでいっても無価値なものに、自分なりの意味を見つけようと必死になる。なにかを作ったり、好きになったり、お祭り騒ぎをしたり、誰かを喜ばそうとしたりする。

人間のそういうところが、とてもかわいくて私は好きだ。

 

ただ、己の人生に価値を持たせたいがために「あいつは自分より上だ・下だ」みたいにランクづけする輩だけはどうしても嫌いだ。きみたちはぜんぜんかわいくない。誰かを否定することでしか、自分を肯定できない人。自分の本質的な無価値さに気づかず、上に立ったつもりで他人を攻撃する愚かな人よ。

 

お金があるとかないとか、マナーがどうとか、ルールがどうとか、態度がどうとか、そんなもんはめちゃくちゃ流動的で、この世に絶対的な正しさなんて存在しない。お祭りの日なら神社で騒いでもいいし、アルカイダのトップなら殺してもいい。

 

「あはは、結局みんな欲望に素直なんじゃーん」と思う瞬間がわりと好きだ。何百年も前からアダルトコンテンツが存在し、どんなに規制されてもこっそり愛され続けているその事実がうれしい。

 

人はみんなダメで、みんな無価値で、それでもなんとか楽しく生きていこうね同盟の仲間なんだと思う。

だから、ほんと、マジで、くだらないことで争わないでくれと思うよ。。