最近気づいたんだけど、私は、積み上げていくのが苦手だ。
なにかを決めて、その先でまたなにかを決めて……と繰り返していると、いつのまにか自分の本心を見失ってしまう。「今まで決めてきたこと」のほうが、「今ここにある気持ち」よりも重要な気がしてしまう。
だから私はいつも、なにかがわかったような気がしては、すぐに忘れたり、揺らいだりして、なにも整理されず、あらゆるものがあり得る状態で、いる。
そんな膨大なものを処理できる頭は持ち合わせていないので、もちろんキャパオーバーになり、泣きそうになる。
でも、そういうとき、私は人生に味がする。一歩ずつ階段を昇っていくよりも、大きすぎる海にずっと浮かんでいたいのだ。
そんなんじゃ何も成せない、と思う。でも、何かを成すことが人生ではない。
何かをやろうと思ってみたり、できなくて悔しかったりするのは、楽しい。やってみたり、途中でやめたり、また始めたり、
それを一生やっていく。
何か成せるのかもしれないし、何も成さないかもしれない。
それでいい。
それでいいのかな?
それすら決めたくない。
そのとき、心から楽しいことを、迷わずにしたい。その連続が人生であってほしい。そして最後は海に溶けて、世界の一部になるのだ。